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☆mail☆ ■自己紹介■ 【性別】 男 【経歴】 1978 宮崎県生まれ 1998〜京都市左京区 2004〜 現在、東京都杉並区在住 【職業】 建築設計 建築を中心とした活動をしております。 日によって、内容、文体に差があります。ご理解ください。 ■リンク■ カテゴリ
全体 バリアフルについて ●Architecture ●Design/Art ●Idea ●About... ◎Books ◎Music ◎Goods ○Life ○Soccer ○Traveling ◆etc @宮崎 未分類 以前の記事
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スペインの港町アルヘシラスに着いたときには、すでにイスラムの匂いがしていた。フェリーのなかにはスカーフを頭にまいた女性が数名いて、パスポートをチェックする男の手は黒ずんでいて、見たことがないような質感。
五日安宿に泊まると、その次の日は自分へのご褒美として、お湯の出るホテルに行くといった具合で、タンジェはそのホテル日に当たり、着くと早速宿を探す。夜7時。 タンジェはかつてマフィアの巣窟だったとかで、街灯の少ない通りは確かに物騒なものが出てきそうな気配。だけど、夜遅くまで開いていた売店のおばさんは、ただなんか買えという素直なきもちだけでやたらと話しかけてくる。タクシーのおやじもしつこいが、陽気。 ホテルの受付で、値段の交渉をしていると、ロビーから10歳ぐらいの少女が近寄ってきて握手を求める。無邪気なまなざしで、恥ずかしさを見せながら。なんの疑いもなく手を出す。今までに見たことがない真っ白で肌理細やかな手は、なにか崇高なものさえ感じる。ロビーの奥のソファに座っている父親が、娘は日本人にあこがれているんだ、というようなことを言う。 知らない世界がある。そんな予感がして、それが楽しい。 次の日、さっさとタンジェを後にして、バスでマラケシュへ。そこに2泊した後さらに南下してフェズ。 つづく…
by yoohey06may
| 2006-04-26 23:34
| ○Traveling
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